お知らせ

現在コロナウイルスが世界中で蔓延しています。
日本でも沢山の方が感染し、残念ながらお亡くなりになる方もでてしまいました。

そこで考えたいのが、個人でいかに予防するかです。
手洗い、うがいは勿論のこと、症状の出ている方はマスクをするなど、他者へうつさない事が肝心です。

それとは別に、免疫力を高める事で感染を成立させない事も大切です。

感染を成立させないとはどういう事かを説明するには、まず、感染を説明する必要があります。

南江堂出版のシンプル衛生公衆衛生学には、感染とは通常、病原体が宿主の体内に侵入して増殖することであるとあります。
その本の中に、「宿主の感受性」に対する項目があり、そこに、病原体が体内に侵入しても、すべての個体に必ず感染が成立するとはかぎらない、感染に対する個体の感受性は、免疫、遺伝、年齢、性、栄養などの諸条件により決まると書かれていますし、「感受性宿主対策の一般的抵抗力の増強」の項目には、日頃から適正な栄養の摂取、過労の防止、十分な休養と睡眠、積極的な体力トレーニングなどにより、非得意的免疫力の増強に努めると書かれています。

そこで注目したいのが、年齢です。

皆さんは、年と共に風邪を引きやすくなったや、病気になりやすくなったと感じた事はありますか?

それは決して気のせいではなく、実際に免疫力が低下しているのです。

南江堂出版のシンプル免疫学の「加齢に伴う免疫不全」の項目には、加齢によって免疫機能が低下する。加齢とともにマクロファージの炎症性サイトカインの産生能が低下し、マクロファージの殺菌作用や腫瘍傷害活性も低下する。NK細胞活性では、末梢血は加齢による変化は認められないが、脾臓などのNK細胞活性は加齢によって低下しているとあり、CD8+ キラー細胞の細胞傷害活性も加齢とともに減少していくとあります。(マクロファージは貪食細胞で菌やウイルスを食べてくれる細胞、NK細胞はナチュラルキラー細胞の略で、ウイルスなどに感染した場合に、それを破壊する細胞、CD8+ キラー細胞はキラーT細胞とも呼ばれ、ウイルス感染細胞を破壊する細胞です)

ですから、決して気のせいではなく、ご年配の方は注意が必要で、予防が大切になります。

次に注目するのが、過労の防止です。
簡単に説明すると、疲れると免疫は下がるということです。

まず疲労について説明します。

MDP出版の病気の成立ちとからだの「疲労」の項目には、疲労とは、一般的には、精神的および肉体的な作業の能率や作業量が低下する状態で、とくに器質的な変化を伴わない回復可能な機能低下の状態と書かれており、疲労が高度になると、不安、不眠などの精神症、心悸亢進、盗汗などの自律神経失調症などを伴ってくるとあります。

「自覚症状」の項目には、一般的に、疲労には程度の差はあるものの、頭重、肩こり、注意力散漫、食欲不振、不眠、脱力感、倦怠感などとあり、そのどれもが免疫力を低下させる要因になりえます。

では、どのように対処すれば良いのか。

その本には、「疲労の回復」の項目もあります。

1、エネルギーの供給
消費したエネルギー源を補うためには、糖質や脂質、リン酸塩などの補給が、また組織蛋白質を補うためには、蛋白質やアミノ酸の補給が優先される。このほかにも代謝に必要なビタミンB1、B2、C。血液、体液成分に必要なNa、Ca、C1などの無機塩類、さらには、水分などの補給が必要であり、これらがバランスよく供給されてこそ疲労の回復に役立つのである。
2、休息、睡眠
休息や睡眠はとくに精神疲労、慢性疲労の回復に重要である。

3、理学的療法
入浴、シャワー、マッサージなどは全身の血液循環を促進し、代謝産物の速やかな排出をはかるとともに、筋の持続的な緊張を除去するためにも有効な手段である。と書かれています。

予防というと難しく考えがちですが、上記のように、ちょっとした事で予防はできます。

当センターでは、筋肉の緊張を和らげたり、代謝を促進する事が出来ますし、他の整体などでも、予防につながると思いますので、自分の為にも、愛する家族の為にも、周りの方々の為にも、是非、予防を心がけてください。

今こそ、one for all,all for one だと思います。