厚生労働省が9月15日(火)、100歳以上の高齢者が8万450人となったと発表しました。
これは前の年と比べて9176人増えた事になります。
8万人を超えるのは今回が初めてで、50年連続で過去最多を更新しました。
全世界がCOVID-19の影響で大変な状況の中、100歳以上の高齢者が8万人を越えたニュースは大変喜ばしいことです。
と同時に、私を含め皆さんの行動がこの方達の命を脅かさないよう注意が必要だと言うことでもあります。
9月15日(火)厚生労働省からもう1つのニュースがありました。
それは、インフルエンザの患者数が昨年の同時期と比べて1000分の1以下という低い水準になっている事です。
厚生労働省が発表した今季初の患者数のまとめによると、全国約5000箇所の医療機関からの報告数が、8月31日(月)から9月6日(日)までの1週間で、岐阜県で1人、大阪府で1人、沖縄県で1人の計3人にとどまりました。
昨年の同時期は、沖縄県で大流行が起こっていたこともあり3813人でした。
例年でも9月初旬に数百人の患者さんが報告されている事を思うと驚異的な数字です。
厚生労働省は、新型コロナウイルス対策で手指の消毒やマスク着用の徹底など、国民の衛生意識の高まりが影響しているとし、「新型コロナウイルス予防のために実践している対策はインフルエンザにも効果がある。引き続き予防の取り組みを徹底してほしい」呼び掛けました。
今年はCOVID-19とインフルエンザが同時流行する危険があると予想されています。
どちらも高齢者にはリスクがあり、命に直結します。
高齢の方達は感染リスクを認識しているため、感染リスクを下げる努力をしています(当センターに来られていた年配の方達も極力出歩かないよう心掛けているため、回数が激減しています)が、周りの配慮がなければリスクを減らす事はできません。
私は若いから大丈夫とは思わず、周りの方達のためにリスクを減らす努力をしましょう。