お知らせ

前回、O型は新型コロナウイルスに感染しにくいとの記事を掲載しましたが、今回はなんと血液型A型の人は感染後の重症化リスクが45%も高いとの研究結果が発表されました。

欧州各国の研究者でつくるチームが、多くの感染者が出たイタリアとスペインの患者さん達を対象にした研究結果を、米医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」に掲載。

論文によると、重症患者さん1980人と、一部軽症者を含む健康な人2381人を比較し、遺伝情報のわずかな違い850万箇所を分析したところ、A型の人は他の血液型の人に比べて感染後に重症化するリスクが45%も高いことが判明、逆にO型の人はこのリスクが35%低いことが明らかになったとしています。

国立国際医療研究センタープロジェクト長(ゲノム医学)徳永 勝士氏は、今回の研究結果を直ちに日本人に当てはめるのは難しいが、今後、欧州やアジアなどで広くゲノム分析が進むと、血液型を含む遺伝的要因との関係が明らかになるかもしれないと話されています。

このまま研究が進めば、今後の感染リスク回避に大いに役立つかもしれません。
今後の研究に期待です。