お知らせ

来てくださる患者さんの中で、ある症状が急増しています。
それは、頭痛、めまい、不眠、倦怠感、イライラするなど更年期障害でよくみられる症状です。
毎年この時期は多くなるのですが、今年は特に多いように感じます。

では、例年と何が違うのか?

やっぱりコロナウイルスでしょう。

今後の生活に対する不安や、健康に対する不安、自粛によるストレスなどが主な原因だと思われます。

かと言って、ストレスを感じるなと言う訳にはいきません。

ならストレスを感じる事を前提に対処するしかありません。

一連の症状は自律神経の乱れから発症する事が大半ですので、ストレスを感じても自律神経を乱れさせない、整える事で予防できます。

そのためにはストレスを知る事が大切です。

まず、ストレスには外的要因と内的要因があります。
外的要因とは、人間関係や会社でのプレッシャーなどによる「社会環境」と、音や光、気圧などの「自然環境」によるものです。

内的要因とは、個人の性格や体質、物事の考え方などによるものです。

ストレスの原因を探る時には外的要因が原因なのか、内的要因が原因なのか、その両方なのかをまず探る事が大切になります。

今回の新型コロナウイルス感染症はその両方の要因があげられます。

感染拡大に伴い、社会環境はがらりと変わりました。どこに行くにもマスクは必需品になり、アルコール消毒は当たり前。
今まで毎日出社していたのが自宅での勤務になり、家族と四六時中一緒にいる。通勤時間も少なくなり息を抜ける時間が減りました。
それに加え、前までは家にいないため気にならなかった生活上の物音や車の音などが騒音に変わります。

家族でも生活リズムはまちまちですから、ちょっとした感覚のズレでもイライラする。

それらが合わさりストレスが増大し、自律神経が乱れる。そうすると倦怠感や不眠、頭痛やめまい、イライラするなどの症状が表れ、またストレスがかかる。するとまた自律神経が乱れる。
ぐるぐると悪循環がおこります。

そこで、少しでもストレスを軽減し、自律神経を整える方法を書きたいと思います。

一番は何と言っても睡眠、休養です。睡眠にはストレスをリセットし、自律神経を整える役割があります。(ただし、寝れない方は無理して寝ようとしてはいけません。余計に交感神経が働きイライラしてしまいます。前にもブログで書きましたが、寝れない時は起きてしまう。起きて薄明かりの中読書をする。体は副交感神経が優位にあり、寝る準備は出来ていますから自然と眠たくなってきます。けっしてスマホやパソコンをしてはいけません。光が強いため交感神経が働き寝れなくなります。)

適度な運動も効果的です。疲れない程度の運動をする事で自律神経の乱れを正常な状態に整えてくれます。ただし、疲れない程度です。疲れは逆に自律神経の乱れを助長してしまいます。

最近は瞑想も流行っていますね。瞑想にも自律神経を整える効果が認められています。ただし、深い瞑想には要注意。瞑想の深部には魔境と言われる部分が存在します(ファンタジーやゲームではなく、実際にそう呼ばれています)。魔境に入ると、幻視や幻聴などの幻覚症状があらわれ、人によっては精神異常をきたす恐れがありますので注意してください。

他にもストレス解消法や自律神経を整える方法は沢山あります。もっと知りたい方はカイロビューティーセンターにお問い合わせください。