お知らせ

2020年8月の自殺者が昨年より246人増加の1849人に達したことが厚生労働省と警視庁の集計で明らかになりました。

このうち、男性が60人増えて1199人、女性が186人増えて650人となっています。

都道府県別では、
東京都が最も多く、昨年の同じ時期より65人増えて210人。
次いで、愛知県が46人増えて119人。
神奈川県が27人増えて109人。
千葉県が47人増えて107人。
埼玉県が41人増えて105人などとなっています。

厚生労働省は「自殺者の数が増加傾向に転じたかどうかは現時点では断定できないものの重く受け止めている」として、新型コロナウイルスの感染拡大が自殺者の増加に影響していないか詳しく分析を進める方針を示しました。

あわせて、8月に開設した相談窓口などを紹介する特設サイトについても広く利用を呼び掛けています。

加藤厚生労働大臣は「生きずらさを感じている方々へ」と題した緊急メッセージを発表し、「新型コロナウイルスの影響で今後の生活に不安を感じている方も多いのではないかと思います。1人で悩みを抱え込まずに身近な人に相談し、周りにいないときには自治体の相談窓口などに不安やつらい気持ちを伝えてください」と呼び掛けています。

人が自分の命を絶つ。

そこには、計り知れない不安や恐怖、怒りや絶望など様々な感情があると思います。

ですが、その行為を肯定することは決してできません。
と言うより、大嫌いです。
病気や怪我などで、耐え難い痛みや苦しみがあり、本人や周りのサポートでも何もしてあげられない患者さんなら理解できますし、周りの方達も納得もできます。

しかし、周りに何も相談することなく、自分だけで抱え込で、自ら命を絶つ。

最悪な行為です。

例え、それが有名人だろうと無かろうと変わりません。

よく自分の命だからすきに使って何が悪いと言われる方がいますが、その方は命を分かっていません。

人が自ら命を絶つと言うことは、自分の命だけではなく、周りの方の命も断ってしまうんです。(私の近い人も自ら命を絶っています。残された者の辛さ、悲しみ、気づいてあがられなかった不甲斐なさ、自分自身に対する憤りなど、様々な感情で押し潰されます。親御さんなら尚更でしょう。)
もし本気で死にたいと思うなら、死ぬ前に誰かに相談してください。

どうせ死ぬんだから、恥も外聞も何も関係ないでしょう。

案外、人が悩んでいる事って大したことないですよ。相談したらこんな事で悩んでたのかってくらいに。

人は1人ではありません。
自ら命を絶つ前に、親御さんや友人、好きな人の顔を思い浮かべてください。

現在、国や自治体、公共団体、ボランティアなど、悩みを抱えている方や、自殺を考えている方をサポートするサイトが沢山あります。
最初はワン切りでもいいんです。

少しアクセスしてみませんか?

あなたの周りでも悩んでいる方や、辛そうな方がいたら相談窓口を紹介してあげてください。