特に、女性の患者さんで多く見かける症状なのが関節リウマチです。
現在の医療でも治療は難しく、大変辛い病気です。
たまに整体で治しますや、治りますなどの宣伝や話を聞きますが、完全に嘘ですので御注意を! 整体では治せません。
話はそれましたが、この度、大阪大の石井優教授(免疫学)の研究チームが、関節炎で骨を不必要に破壊する「悪玉破骨細胞」を発見しました。
破骨細胞とは、古い骨を破壊して健康を保つ役割があり、骨芽細胞が新しい骨を作ります。
これまでは、破骨細胞は1種類しかなく、異常に活発になると骨を壊し過ぎて、関節炎などが起きると考えられてきました。
研究チームが関節炎のマウスの細胞を詳しく調べたところ、破骨細胞には「善玉」と、体のどこかの炎症から生じる「悪玉」の2種類があり、悪玉の破骨細胞が不必要に骨を破壊していることが判明。
そこで、悪玉の破骨細胞ができるのに必要なタンパク質の働きを薬で抑えると、関節炎の症状が改善。
人間の関節リウマチの患者さんの細胞を使った実験でも同様の結果が得られたとのこと。
今後、研究が進んで人間に対する効果が詳しく確認できれば、創薬につながる可能性があると期待をのぞかせています。
早く治療法が確立され、患者さんの苦しみが改善される事を切に願います。