お知らせ

中国雲南省で死亡した男性から、感染症のハンタウイルスが検出されたニュースがありました。
この様なニュースが出ると、むやみに不安だけを煽るメディアや、デマを拡散する者が必ず出てきます。

そこで、ハンタウイルスの知識を少しでも知っておく事で、デマに惑わされない、パニックを起こさないだけではなく、感染の防止や、拡散の防止に役立つと思いますので書きたいと思います。

始めに、このウイルスへのワクチンや薬はすでにあります。

ハンタウイルス肺症候群とは?

国立感染症研究所の報告によると、齧歯類のネズミが媒介する感染症で、日本で確認されたのは1970年代半ばです。各地の医学系動物実験施設で原因不明の発熱患者が相次いで発生したのが最初だと言われています。当時はまだ原因が分かっていませんでした。

感染経路は?

媒介者であるネズミの新鮮な糞、または乾燥した糞尿中のウイルスがエアロゾル(乾いてウイルスが舞う状態)する事で、人が吸い込んでしまい感染します。
また、ネズミに噛まれた傷口や、ネズミが触れた物を介して、鼻や口を触ることでも感染します。
中国では毎年数万人が感染、ロシアでも数千人、韓国では数百人の患者がでています。日本では1984年を最後に感染者は確認されていませんが、湾岸地区などのドブネズミはウイルスを保有している事が判明しています。

症状は?

頻呼吸、頻脈、下背部疼痛、呼吸困難などであり、最初は風邪の症状に似ていて、咳や38度~40度発熱があるとあります。

予防は?

ネズミとの接触を完全に断つ事。ネズミが触る場所の清掃や、食べ物の除去などが有効です。

あと程度は違いますが、コロナウイルスと同じ感染症ですので、日頃から免疫力を上げる事が有効な手段だと言えます。
適度な運動や、睡眠、休息、マッサージやストレッチなどで免疫力はアップしますので、個人個人が感染者にならない、感染者を出さない事を心掛けましょう。