3月21日(木)にイチローさんが引退を表明されました。
私達に、言葉では言い表せられない位の感動と興奮を与えてくださり有り難うございました。そして、現役生活お疲れ様でした。(私個人の勝手な思いですが、我らがイチロー選手に花道を持たせて頂き球団及び関係者、監督、選手の皆様ありがとうございました。)
そこで考えたいのが、なぜイチローさんは長い間現役生活を続けて来られたのかと言う事です。そこには、イチローさんが記者会見で述べられていた通り、家族(弓子さんと一弓君)の支えがある事は言うまでもありません。特に一流のスポーツ選手は縁起をかつぐ事がよくある為、決めた時間に決めた事をします。朝起きた時にどちらの足から踏み出すかや、試合期間中は同じ物を食べるなど、選手それぞれにルーティーンがあります。(イチローさんのカレーライスは有名ですが、最近では将棋の一二三さんの鰻重も有名ですね。)
これだけでも本人は勿論ですが、周りの家族や関係者は大変です。
この例えはまだ優しい方で、選手の中には朝の挨拶から夜の挨拶まで同じ、しかも帰ってくる返事も同じでないとダメな方もおられます。なので、イチローさんが御家族を労っておられたのはとても素晴らしく感動しました。
ですが、やっぱり一番はイチローさんの日頃からの努力です。本人は人よりも努力したとは決して言えないと謙遜していましたが、人よりも努力をしたからこそ、メジャー選手の練習や試合への意識を変え、アメリカ人の日本人への見方も変わり、世界にリスペクトされる存在になれたんだと思います。
では、努力には何が含まれるのかを考えたいと思います。練習は勿論ですが、体の元になる食事、疲れを取るケアや睡眠など色々ありますが、その中でも注目したいのが身体のケアです。スポーツ業界や医療業界では有名な話ですが、イチロー選手は試合を始める前、終わった後に数時間かけて柔軟(ストレッチ)を欠かさずしていました。それは練習でも同じです。毎日、誰よりも早く球場に入り、数時間かけて柔軟をして準備をする。終わってからも数時間かけて柔軟をし、誰よりも遅くに帰ると言う事を何十年も続けて来られました。だからこそ、大きな怪我もすることが無く、十分なパフォーマンスを維持できたんだと思います。その事はスポーツ選手だけではなく一般の方にも言えます。スポーツ選手の様に過酷な環境でなくても、日常生活の些細な動きで筋肉は働いてくれています。筋肉が働くと言う事は、筋肉は縮みます。縮んだままにしておくと筋肉や関節、神経への負担が大きくなり、肉離れや、関節症、神経痛などの原因になる事も考えられます。そこで、少しスト
レッチについて患者さんの質問が多い順に触れたいと思います。
そもそも、ストレッチとは何ぞや?
A.簡単に説明すると、筋肉と関節を伸ばす体操です。
やり方が分からない?
A.難しく考えがちですが、自分が伸ばしたい筋肉が引っ張られた感じがあればOKです。
何回すればいい?
A.回数は決まっていませんが、伸ばす時間は目安が決まっており、同一の筋繊維に対して、持続して15秒~20秒の間とされています。(他者に伸ばしてもらう場合は、この限りではない。)
長時間伸ばしたらダメなの?
A.30秒以上伸ばすと筋力が低下するとの実験結果があります。(同じ筋繊維に持続した場合のみ)
反動をつけともいい?
A.ダメです。肉離れの危険も増しますし、反動をつける事で逆に筋肉が収縮します。
本に載ってたストレッチでは伸びた感じがしない?
A.ストレッチには推奨されている形があるだけで正式な形は決まっていません。体格や性別など違うため、自分にあった形を見つける様にしましょう。
他にも様々な疑問や質問がありますが、詳しくはカイロビューティーセンターにお問い合わせください。
一般の方も、ストレッチが健康の第一歩ですよ。