スペインからショッキングな情報がもたらされました。
スペイン保健省は6日、新型コロナウイルス感染後に体内で作られる抗体が短期間で減少したとする研究結果を公表しました。
保健省によると、研究はスペイン人約7万人を対象に3ヶ月にわたり3回の抗体検査を行った結果、1回目の検査で陽性(抗体を検出)だった被験者の14%が、3回目の検査では陰性(抗体が検出されず)だった。
最終的に抗体を保有していた人は被験者全体の5%にとどまった。
カルロス3世保健研究所所長は「抗体は一時的なものにすぎず、不十分な可能性がある」と指摘しています。
そうなると、一定数以上の人が感染すればそれ以上は感染拡大しないとされる集団免疫が、新型コロナでは獲得できない可能性が出てきます。
現在、日本でも実施されだした抗体検査の意味合いが変わりますし、一部地域で発行予定の抗体保有認定証なる物の意味も無くなります。
ただスペインのみの発表ですので、他の国でも同じなのか、新型コロナウイルスの型によって違いがあるのかなど分かっていない事も沢山ありますので、今後の研究がまたれます。