皆さんはセルフメディケーション税制をご存知ですか?
セルフメディケーション税制とは、今年1月から開始された制度で、制度の対象となるOTC医療品を年間で1万2000円以上購入した場合、一定額を所得から控除できる制度です。
去年まではスイッチOTC医薬品のみが対象でしたが、今年1月から風邪薬や消炎鎮痛薬、抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬、鼻炎薬、湿布薬などは原則OTC医薬品の対象になりました。
その背景には、毎年膨らむ医療費があります。
例えば、少し体調がおかしいので風邪を引いたかな?で、病院で風邪薬を処方してもらう。畑作業をして足腰が痛いので病院に行って湿布薬を処方してもらう。
この症状などは、病院で処方された薬でも、ドラッグストアで売っている薬でも大した差は無いと言われています。
なら、病院ではなく市販薬を活用してもらおうという制度です。
毎年膨らむ医療費をそのままにしておくと、将来的には個人が支払う医療費の割合が増えたり、保険適用の項目が減ったりしてしまう可能性があります。
そうなれば、病院離れや診療控えで重篤な患者さんが増え、ますます医療費が膨らみ、国だけでは対処できなくなります。
最終的にはアメリカなどの様に最低限は国で賄いますが、後は自分の保険で賄ってくださいという事になるかもしれません。
そうならない為にも、今から出来ることはして行こうという制度です。
数年前から予防医学という言葉を耳にする事も増えました。
皆さんの将来を明るいものにする為にも、セルフメディケーション税制を積極的に活用したり、予防医学を心がけましょう。
当センターでは、予防医学の観点から軽い運動や、柔軟体操をすすめています。お気軽にお問い合わせください。